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『子どもをみる医師のための 子育て漢方』の成長

2025年に出版した『子どもをみる医師のための子育て漢方』ですが

このたび、大変ありがたいことに、重版が決まりました。

出版から約1年。

たくさんの方に手に取っていただき、読んでいただき、Amazonにも温かなレビューを寄せていただきました。

本当にたくさんの方に愛して、可愛がっていただき、無事に1歳を迎えることができました。

心よりありがとうございます。

「ちゃんと誰かの心に届いたんだな」

重版のお知らせをいただいたとき、もちろんとても嬉しかったのですが、そのあとにじわじわと湧いてきたのは、

「ああ、ちゃんと誰かの心に届いたんだな」

という気持ちでした。

この本を書いていたとき、、「誰か一人にでも届く本を書きたい」と思っていました。

私が漢方を学び、診療を続けてきた中で、ずっと大切にしてきたことがあります。

それは、

漢方薬の本当の力は

「治療法がない」で終わるのではなく、
「目の前の方のために、まだできることがある」という希望を持つことができるということです。

西洋医学で病態をきちんと考えながら、漢方医学というもう一つの視点を持つ。

選択肢が一つ増えるだけで、患者さんにとっても、診療する医療者にとっても、見える景色が少し変わることがあります。

私は何度も、そんな場面を患者さんから教えていただきました。

子どもだけではなく、家族の「今」を大切にしたい

もう一つ、この本を書くときに大切にしたのが「子育て」という時間です。

子どもを診療していると、どうしても病名や症状に目が向きます。

でも、その子の後ろには毎日の暮らしがあります。

眠れない夜があったり、ごはんを食べられなかったり、学校へ行けなかったり。

そしてその隣には、心配しながら毎日を一緒に過ごしている家族がいます。

子どもと家族が健やかに過ごせる「今」を、少しでも支えたい。

かけがえのない子育ての時間が、病気や困りごとだけでいっぱいにならないようにしたい。

そのために漢方がお役に立てる場面があることを、もっと多くの医療者に知っていただきたい。

そんな思いを込めて『こそだて漢方』を書きました。

一冊の本は、一人では育てられない

今回、重版のお知らせをいただいて、もう一つ強く感じたことがあります。

一冊の本は、著者一人では育てられないということです。

読んでくださった皆さま。

温かな感想やレビューを寄せてくださった皆さま。

本を置いてくださった書店の皆さま。

全国へ届けてくださる流通に関わる皆さま。

一冊一冊を形にしてくださる印刷会社の皆さま。

出版社の皆さま。

そして、最後まで一緒に本を作ってくださった素晴らしい編集者の方。

さらに、私の中にある思いを言葉にすることを支えてくださったルイスくるみさん。

たくさんの方の手を通って、一冊の本が読者の方のところまで届いている。

そのことを、今回あらためて感じました。

本当にありがとうございます。

(夫と娘から花束をもらいました)

100年後の親子にもつながるように

私はこれからも、

「漢方は、家族と医療者の味方」

ということを伝えていきたいと思っています。

目の前にいる一人の子どもと、その家族が少し健やかに過ごせること。

その小さな積み重ねが、次の世代へつながり、いつか100年後の親子の幸せにもつながっていったら。

そんな未来を思いながら、これからも診療し、研究し、書き、伝えていきたいと思っています。

皆様の明日が幸せでありますように

2025年2月に生まれた『子育て漢方』。

1歳になり、もう一度、新しく皆さまのもとへ旅立つことになりました。

手に取ってくださったすべての皆さまへ。

心よりお礼申し上げます。

本当にありがとうございます。

皆さまが今日も、そして明日も
健やかで幸せでありますように。