起立性調節障害の患者さんを診ていて、
「漢方薬も選択肢になりそうだけれど、何を基準に選べばよいのだろう」
と迷ったことはありませんか。
私自身も、漢方を学び始めた頃は、処方名や難しい漢方用語を覚えることに意識が向き、目の前の患者さんの何を手がかりに考えればよいのか、迷うことがありました。
初学者の先生に、まず覚えていただきたいのは、
「朝、何が一番つらいですか?」
という一つの問いです。
同じ「朝起きられない」という訴えでも、
・とにかくだるくて動けない
・めまいが強い
・食欲がなく、胃腸の不調もある
・動悸を伴う
など、患者さんによって中心となる症状は異なります。
この「何が一番つらいのか」を丁寧に見つけることが、処方を考える最初の一歩になります。
もちろん、漢方薬だけで起立性調節障害を診るわけではありません。
器質的疾患を除外し、水分・塩分、生活リズム、運動、必要に応じた標準治療を行うことも大切です。
そのうえで、患者さんが最も困っている症状を整理し、漢方薬という選択肢を加えることで、まだできることが増える場合があります。
治療の選択肢が増えることは、患者さんにとっても、診療に悩む医師にとっても、一つの希望になると私は考えています。
今回の勉強会では、
・最初の問診で何を聞くのか
・似ている症状を、どのように見分けるのか
・処方を選んだ後、患者さんにどう説明するのか
といった内容を一緒に考えながらお伝えします。
漢方を学び始めたばかりの先生も、どうぞ安心してご参加ください。
「こんな初歩的なことを聞いてよいのかな」というご不安は必要ありません。
分からないことを一緒に考えながら、明日からの診療で使える形にしていけたらと思っています。
【起立性調節障害の漢方治療】
―最も大事な3処方の考え方―
日時:8月11日 20時30分~
対象:医師
形式:Zoom・少人数
参加方法:お問い合わせよりご連絡をいただけたら幸いです