ブログ

129回日本小児科学会学術集会 モーニング教育セミナー

少し先のご案内になりますが、2026年4月に下関で開催される「第129回日本小児科学会学術集会」にて、モーニング教育セミナーの演者を務めさせていただくことになりました。

日々の外来のなかで、こんなお声を耳にすることがあります。

  • 漢方に興味はあるけれど、どこから始めればよいか分からない
  • 病名で処方を選びがちで、「これでいいのかな」と迷う
  • 西洋医学の限界は感じるけれど、漢方の効果がいまひとつ実感しにくい

漢方の「処方そのもの」は書籍でも学べます。けれど、その背景にある診療のプロセスや、医師としての立ち位置は、やはり言葉と空気で伝わる部分が大きい——私はそう感じています。

今回のセミナーでは、子育て漢方を「技術」だけでなく「姿勢(スタンス)」としてお伝えし、「きほんの3処方」を軸に、明日の外来で使える“希望の入口”を手渡せたらと思っています。

検査で異常がない腹痛・頭痛、夜泣き、癇癪、不登校や発達の特性……。
そんな「名前のつきにくい不調」に悩む親子に出会ったとき、まずは子どもの世界をありのまま受け止めるところから始まる診療の入口を、一緒に探せたら幸いです。


セミナーでお伝えすること(予告)

  • なぜ今「子育て漢方」か
     背景と、西洋医学・東洋医学の使い分け
  • 講演を支える「4つの軸」
     外来に直結する考え方と、「分からないまま出すのが怖い」という不安への応答
  • きほんの3処方(柴胡桂枝湯・甘麦大棗湯・小建中湯)
     症例イメージを交えながら、使い分けと進め方のポイント
  • お守りの2処方
     きほんの3処方でカバーしきれないときの備え
  • まとめ~明日からの一歩~
     「まずは1処方から」という入り口のお話

子育て漢方は、「親子を変える技術」というより、「子どもの世界を信頼する立ち位置」から始まる医療——。
そのスタンスを土台に、エビデンスやガイドラインにも触れながら、まずは1処方から広げていける内容にしたいと考えています。

朝8時からの50分間、春の下関でお会いできるのを楽しみにしています。


第129回日本小児科学会学術集会 開催概要

  • 学会テーマ:No dream, No success! みんなで創る夢のある小児医療
  • 会期:2026年4月17日(金)〜19日(日)
  • 会場:海峡メッセ下関/下関市生涯学習プラザ/下関グランドホテル/下関市民会館
  • 大会長:長谷川 俊史 先生(山口大学大学院医学系研究科医学専攻 小児科学講座 教授)

モーニング教育セミナー-4「小児科外来ではじめる『子育て漢方』」

サブタイトル

子どもの世界に寄り添う、きほんの3処方

開催日時

2026年4月18日(土)8:00〜8:50(学会2日目)

会場

第7会場(下関市生涯学習プラザ 2F/風のホール)

座長

滝田 順子 先生(京都大学大学院医学研究科発達小児科学 教授)

演者

鈴村 水鳥(名鉄病院 小児漢方内科)

参加方法

モーニング教育セミナーは整理券制ではございません。会場へ直接お越しください。
漢方未経験の先生も、「もう一歩踏み出したい」という先生も、お気軽に足をお運びいただければ幸いです。


本モーニング教育セミナーは、第129回日本小児科学会学術集会と株式会社ツムラの共催により開催されます。
朝のひととき、子どもの世界に寄り添う診療の入口を、一緒に探せたら嬉しいです。春の下関で、多くの先生方とお会いできることを楽しみにしております。